僕は漫画の話しか出来ない

浅野いにおという人は、わたしの中で「おしゃれな人がおしゃれな絵の漫画を描いている」というイメージだったのだけど、インタビューを読んでなんかすごく印象が変わった。
子供の時は、頭が悪かったけど自分は絵が上手いということでアイデンティテーを保っていたっていう話とか、漫画を描くのに時間がかかって効率が悪いってわかってても自分の納得のいく方法じゃないと描けないとか(この辺は漫画製作に関する知識が全然無いので若干曖昧だけど)、なんかそういうところで親近感を感じるのはすごく性格が悪い気がするけどわたしが割とコンプレックスが強い人間なので、そういう人を見ると自分だけじゃないんだなぁってちょっと安心する。
まぁおしゃれでかっこよくてちやほやされて今まで楽しく生きてきた人が「虹ヶ原」みたいな漫画描かんわな、と今更ながら思いました。
あと、仕事部屋紹介みたいなので写真がいくつか載ってて、人から見えるところにコミックキューとかガロとかを並べて置いてるところもなんだかすごく親近感わきました。笑


他にもインタビューを読んでて思ったのは、最近(でもないかもしれない)の漫画家さんてパソコンをすごい使うのね。
浅野いにおは一軒家を建てる為のシュミレーション用のソフト?みたいなのを使ってパソコンの中で教室をおおまかに作って、あとは細かいところは線とかを足したりして調整してるみたいで、漫画もデジタルの時代なんだなーと思った。
宇仁田ゆみとか日本橋ヨヲコとかはめちゃくちゃデジタルな感じがするけど浅野いにおはあんまりデジタルな感じがしなかったのですごいびっくりしたなー。
言われてみたらそうだなーと思ってきたけど。
でも対談してた山本直樹がペンタブで描いてるというのはもっとびっくりした。
時代と共に漫画の描き方も進化していくんだなー。
変わらずの人ももちろん居るんだろうけど。
おもしろいね。


来月号も浅野いにおのインタビューがあるらしいので来月も買うのかな。わたしは。