ヨエちゃん引退について。
それを知ったのは29日の夜のことでした。
その日、わたしはフジファブリックのライブに行っていて、終わってからヨエちゃん好きのお友達に会ったのですよ。
それで、ヨエちゃんの話もちらっとして、「アナタとヨエコまたやってほしいですねー」なんて言ってたんですよ。
そしたらその夜に、そのお友達が書いた日記で引退を知って、そりゃもうびっくりしました。
さっき話してたとこやのに!って思って。
わたしはヨエちゃん好きだけど、CDはいつも友達から借りて聴いてるし、ヨエちゃんを聴いて泣いたこととかは無いし、だからそんなに悲しむ権利は無いのだけど、それでもやっぱり悲しい。
いや、悲しいというよりは寂しいかなぁ。
アナタとヨエコ、もう一度観たかったな。

でも、もうこれ以上のアルバムは出来ないっていう程のアルバムが一体どんなものなのか、少しわくわくしたりもします。
出来ればずっとこのわくわくした気持ちだけを持ち続けたまま、6月4日が来なければいいのに、なんて思ったりもしますが。

ヨエちゃんの引退の理由を知った時、井上雄彦が、スラムダンクがどうしてあぁいう終わり方だったのかをトップランナーで話していたことを思い出しました。
井上雄彦は、試合のシーンを描く時は常に、前回よりもおもしろくっていうのを意識しながら描いていて、最後となった山王戦の試合を描いた時に、もうこれ以上おもしろいものは描けない、と思って終わりにしたそうです。
わたしはそれまではあの終わりに納得出来てなかったのだけど、その言葉を聞いてやっと納得出来ました。
それと同じだなぁと思って、ヨエちゃんの理由にも納得。

新しい曲が作れなくなっても音楽に縋り付くのも愛だと思うし、潔く辞めるのも愛だと思う。

愛の詰まったヨエちゃんのメッセージ、公式HPに載っているので是非読んでみて下さい。
http://www.kurahashiyoeko.com/

今からでも聴きたいって人いたらアレしますのでお気軽にー。
辛い思いしたことがある人には何か感じるものがあると思うよ。
わたしももっと辛かった時期に出会ってたら、もっと好きになってしまってたかも。
夢中になる前でよかった。